とてつもない日本
- 作者: 麻生太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/10
- メディア: 新書
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その氏が「ニートも、捨てたもんじゃない」なんて書くからにはオタクとしては読まないわけないはいかないでしょう。
普段なら新書なんて興味ある分野のを古本屋で買うくらいだけどね。
硬くない文章と(1年も前に成人した奴が言うのも恥ずかしい気がするが)文字が大きかったから読んでみた。
感想としては、平易な文体で今の一般世間を騒がせる事柄を新たな切り口で書いていて、マスコミなどで繰り返し叫ばれるフレーズや「美しい国」とか堅苦しい抽象的なことばかり連呼する政治家にウンザリしている人には楽しめる一冊かもしれないと思った。
テレビ等でも麻生氏のインタビューは聞いたことがあるが、いつも他の人とはちょっと違うことを発言するのは記憶にあるところだし、それがそのまま語っているという印象だったかな。
私個人として麻生氏に好感を持っているせいかもしれないが、彼の考えが広く日本に浸透すれば何か変わるんじゃないかと期待させるに十分な内容だった。
あとがきまで読んでわかったけど、本書は私のようなオタクの若者に読んでもらいたかったようで、成る程まんまと引っかかってしまった模様。
さすが麻生太郎。我々の興味をひくのも朝飯前というわけか。恐れ入った。
最後に。好きな漫画のところに『ローゼンメイデン』があると爆笑だったかもしれない。