マネーの未来、あるいは恐慌という錬金術
マネーの未来、あるいは恐慌という錬金術──連鎖崩壊時代の「実践・資産透視学」
- 作者: 松藤民輔
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/11
- メディア: 単行本
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そしたら、今週の頭に流血の日曜日でアメリカは株暴落、債券も利回り1.5%マイナスまで買われて、価格調整局面の原油にも資金は流れず、結局利下げ観測も含めて円キャリー解消のドル安でトリプル安でしょ。最終的にどこに資金が向かうかと言えば世界共通通貨である金なわけで当日は+22。
日本も株は暴落、債券もサーキットブレーカー発動まで買われて、為替は資金の流入で下がらなかったけど逃げ場所として金ETFが+590。
三桁プラスですよ。大引けでボードに緑文字が並ぶ中の赤文字ですよ。
これらが印象的だっただけに、ひとつの投資対象として役割や位置付け、特性をもうちょっと真剣に考えてみようかなと思うきっかけになるかも。理論はさておきね。
その前のサブプライムの解説や、中国、ドバイの話もわかりやすく書いてあって、よくわからない人の入門書・・・にはきついかもしれないけど、比較的向いてるんじゃないかと思った。