キミが働く理由

キミが働く理由

キミが働く理由

すごくいい本でした。
ぶっちゃけクサいですがね。でも、夢とか理想について語られてるんですからね。
クサいのは当たり前ですよね。
でもクサいだけあって、本音というか、心に響くものがありました。


一番共感というか、「あっ」と思ったのは19個目のメッセージ。
「自分らしく働けるか、働く場に存在価値を感じられるか。その2つが、若者が心から望んで働くためのキーワードになります」
ここでは今までの大企業で、高給で、終身雇用で、福利厚生なども豊富な好待遇が至上とする「正しい」価値観は崩壊し、それに代わって今の若者はその仕事の社会的役割や使命感を重視するという傾向があると書いています。
背景としては働いている大人や上司が格好良く見えず、「あんな風になりたい」という大人が身近にいなくなったことが原因ではないかと分析しています。
いや、確かにその通りだと思います。
人によっては「何言ってんだ。そうじゃねぇよ」って思うかもしれませんが、私はまさしくその通りだと思いました。
最近の若者は仕事を与えるにしてもただ「アレをやれ」と言うだけでなく、「〜という理由で必要だから、アレをやれ」と理由とか動機付けがないと動かないというのも聞いたことがあって、これにも合致しますよね。


自分がその仕事をすることにどんな意味があって、どんな価値があるのか。
仕事は自分の生涯のほとんどの時間を過ごすものですから、納得のできることをしたいですよね。
お金はその対価として受け取るのであって、生きるためではあるけど、それが全てじゃない。


いろいろ考えさせられた。
また壁にぶつかったときとか、読み返そう。