円環少女 (13) 荒れ野の楽園



円環少女 (13) 荒れ野の楽園


円環少女 (13) 荒れ野の楽園

すごく面白かった!
13巻、足掛け5年で途中マンネリでダレることもあったけど、結果よければ全てよし。
期待していたほどひどくなく、でもすごく"らしい"終わり方で、やっぱり13巻っていうそれだけの物語の集大成だったと思うし、なによりメイゼルの、仁の、きずなの物語だった。
正直言って後半の再演秩序の概念はあんまり理解できてない。「やりなおしたい」という「救い」が表現するひとつの形なのはわかるけど、難しい。
印象的だったのは、そこでの切り札が各々の魔法世界でも用いられる《化身》だったこと。
再演体系の進化であるし、きずなの成長でもある。
それがはっきりとした形で出てきたことは象徴的だった。
ロリコンは病気です!って書いてもいいのかもしれないけど、そんな雰囲気じゃないよ。
久しぶりに長い付き合いの作品でのいい終わりが読めて感動してる。
素晴らしい作品でした。ありがとう