灼眼のシャナ(21)、(22)
- 作者: 高橋弥七郎,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/11/10
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- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
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話は中国での大戦は創造神の降臨という形で仮面舞踏会の勝利に終わって、いよいよ御崎市での神威降臨へ。
久しぶりにシャナを読んでて面白かったっていう実感があってすごく充実してる。
それはたぶんシャナが気持ちに素直になってきたっていうのと、三本柱の特にシュドナイと代行体との関係と、今まで意味不明だった悠二の目的がやっと、やっとこの段階になって見えてきたのと、個人的に超推しのキアラが大活躍だったから、かな?
「――――悠二の」
「バカああーーー!!」
「バカああーーー!!」
「バカあああああああああああーーー!!」
なんというかクライマックス感。
もう増えすぎてわけわかんないフレイムヘイズは置いておいて、ずっとシャナと共にあった討ち手たちだけでのラストアタックで。
ああ、これが一番の原因かも。
シャナが炎髪炎眼の討ち手として強くなって、仮面舞踏会と戦う以上避けられない構図だったけども、やっぱりシャナとヴェルヘルミナとマージョリー、カムシンやサーレ・キアラ、吉田さんや零時迷子とその周辺を中心とした話だったんだなって。
最後は「え?手紙?」的な読者置いてけぼり感はありつつ、シャナは素直で真っ直ぐだし、悠二からはちゃんと言質も取れてよかったよかった。
悠二が世界と愛する人を敵に回してでも成し遂げたかったことが気が触れてしまったような願いでなくて、クリスマスのあの日から変わってなかったのが救いかな。
足掛け9年。
ぼく自身自分でお金出してラノベを新刊で買い出したのが確か、間違いなくこの灼眼のシャナシリーズで、かなり思い入れはあった。
ラノベコーナーでいつもきれいなイラストで平積みされてるシャナが気になって仕方なかったのを覚えてる。
でも途中は正直面白くなくてほとんど惰性でしか読んでなかったから無事きれいにいい形で終わってくれてすごくうれしい。
イラストのいとうのいぢさんも途中多忙でかなり、相当に手抜きや使い回しのイラストが多くて残念極まりなかったけども、最終巻だけは気合の入った絵でうれしい。
ぼくのことを知ってる人だとシャナに対してはかなり辛口のことしか言って来なかったように思うんだけど、やっぱり読み終わっちゃってすごくシャナが好きだったんだなって思う。
いやそれでもキアラ推しですけどね。
弥七郎先生の次の作品も手に取るはわからない。
でも、とりあえず9年間お疲れ様でした。いい話をありがとう。