カナクのキセキ(2)、(3)

カナクのキセキ2 (富士見ファンタジア文庫)

カナクのキセキ2 (富士見ファンタジア文庫)

カナクのキセキ3 (富士見ファンタジア文庫)

カナクのキセキ3 (富士見ファンタジア文庫)

2巻はたまたま積んじゃってたんだけども続けて読んでよかった。
3巻までがストーリー的には“序”でこっから先が“破”なんだって。エヴァか。エヴァなのか。
両巻とも表と裏が同時進行する形で、ストーリーはずっと続いていてもその巻毎にしっかり盛り上がるのは素晴らしい。
どんどん明らかになる「そういうことだったの感」がやばい楽しい。
いまどきのラノベの長編だと明らかに流しの一冊とかあったりしてこういう密度が濃いのはいいと思う。
全体としてお話が出来すぎなのはリーゼのせいだとしてもレベッカのところは違和感ばりばりでどうしようかと思ったけど。
そう考えると1巻は確かにきれいにまとまってた。
硬派な落ち着いた雰囲気の中でも可愛くて強い女性がたくさん出てきて割と万人受けするんじゃないかな?みたいな。
最近の富士見で読んだ中ではおすすめなんじゃないだろうか。
来年中には終わる見通しみたい(たぶん6巻くらい?)で長くなりすぎなさそうだし、今からで遅くない思う。