レンタルマギカ 最後の魔法使いたち

「魔法使い、貸します!」には平成16年9月1日初版発行とありますね。
約8年。
長かったような、短かったような。
またひとつ好きな作品が終わってしまった・・・
なんかすごい身近なところからはじまったのに8年で考えられないくらい遠くまで来ちゃった気がするね。
でも、一周まわったというか、すごく遠回りだったけど、結局のところ規模と見え方は違えど、向いている方向は変わってないわけで。
パパ社長の動きは正直唐突感はあったものの、いつきくんと穂波をはじめこの『レンタルマギカ』のスタートが<アストラル>であり古留部市であり幽霊屋敷事件だったというのを確認したならば、当然のことなんだよね。
キャラや積み重ねたストーリーが多すぎて読者のほうが振り回されちまったい。
余計な蛇足もなく、というか著者も言ってるように少し語り足りないくらいだったけど、無事終わってよかった。


心残りは一点。
穂波かわいそう。アディリシアずるい。
穂波の過去を引きずった押しの弱さと立場を悪用したいじめだね。
幼なじみ推しとしてはこの結末には納得できないものが・・・!(ゴゴゴ


クロス×レガリアが正統後継みたいな感じになってるけど、名前は売れてきたし筆は速いほうだし杉井光氏みたいにひとつの超巨大長編じゃなくていろんなレーベルでいろんなテーマで挑戦していって欲しいな。
今後の活躍に期待したい。
去年あたりからずっと読んでた好きな長編作品が次々に終わって、年中こんな文章書いてる気がする。