僕たちのパラドクス

僕たちのパラドクス―Acacia2279 (富士見ミステリー文庫)

なんだろうこの安い三流映画を見終わったかのような読了感は。
これがヤングミステリー大賞ですか。
まさにイラストに騙されたtakeumaさんです。

この作品を一言で言えば「唐突」というのがしっくりくるかな。
何につけても理由や動機に乏しくて、いまいち納得いかない。
内容としてはいいものだと思うし、もっとページ数増やしてでもキッチリまとめてほしかった。
これじゃあ少なくともミステリーという雰囲気は感じられないね。
いっそバッサリとミステリーを切って、思いっきりLOVE寄せしたほうが受けると思うな。