クジラのソラ01

クジラのソラ 01 (富士見ファンタジア文庫)

クジラのソラ 01 (富士見ファンタジア文庫)

ラ板に影響されて2冊まとめて買っちゃった系。
いや前作の琥珀の心臓があまり合わないっぽいなーと思っていただけに不安もあったけど、まあ杞憂でしたよと。
これは面白い作品だ。
架空の戦争ゲームではあるけど、スポ根なのか?
体力使うからスポーツ的ではあるんだろうけど、根性って「気合だー!!」とか「いーち、にー、さーん、ダーッ!!!」だろ?
ちょっとイメージに相違・齟齬があると思うんだよね。
一度大きな壁にぶち当たって退場した少女、届かないと半ば諦めそうになる程険しい頂きを目指す少女が、互いに影響し支えあって白いクジラの旋律を聞く。
・・・まあ根性なのかもしれん。ちょっと上手い表現が見つからない。


直近に読んだのの影響がないとはいえないが、しっかりと人物の心理描写がなされていて感情移入しやすかった。というか、物語のテーマとしてもっとも重要だろうし、非常にポイントが高い。
まだまだ仕掛けもあるようだし、この後彼らがどう乗り越えて、その先に何を見るのか興味深いところだ。