グロソブ減配30円に

http://www.kokusai-am.co.jp/top.do

2009年01月19日
【決算】グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型):第133期 30円 (1万口あたり、課税前)

今回の減配分の10円についてはファンド内部に留保してるので将来への蓄積への切り替えということらしい。
毎月分配型でのトータルリターンは販売サイド的には日々の基準価額と自分が受け取った総分配金の合計と考えるのだが、そう考えると実は減配しても決算時の権利落ち時基準価額の下落幅が狭まるだけでお客様のトータルリターンは変わってないってことになるんですね。
でも、ソブリンは顧客の手元にくる安定的なキャッシュフローを売り物にしていたから今更そんなこと言われても説得力はないのでした!
うちの会社もやばいけど、銀行で定期預金の延長で販売してたところやばい。
よその外債ファンドも一斉に減配に動き出したらもっとやばい。


※難しい参考話
http://www.kokusai-am.co.jp/closeup/glosov/pdf/r1m.pdf
国際投信のHPにある販売用資料のP18に過去一年の収益分配の推移ってのがあるんだけど、これ見ると今までのグロソブの配当の内容がわかるんだね。
2008年12月のだと40円のうち19円が金利収入によるもの。有価証券売買損益はそこの内部で処理してるらしくて、損失は損失で利益が出てもそこに充当するから分配金は±0。その下の部分は販売サイドも曖昧にしか国際投信の人から聞いてないんだけど、つまり青の部分が繰越分配可能原資。今までのファンド内の貯蓄に当たる部分。
その下の決算前分配可能原資ってのがさっきの金利収入を足した数字で、そこから40円の配当を差し引いて残ったのが来月の繰越分配可能原資となるのであります。
つまり12月は21円を積み立て部分を切り崩して分配している状況。
で、よく見るとこの青の部分が2008/01の決算からずっと下がってるよね。
たまに新聞や雑誌に出てたファンドの寿命(分配金が出せなくなる状況)ってのは、これがなくなった時点を計算して求めていたわけだ。
難しい話だけど重要。参考になったら嬉しい。