灼眼のシャナ(20)

灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫)

20巻。思えば遠くに来たもんだ。
1冊安めの500円換算でも20冊で1万円。
こういう思考をすると思い出すのはクロノクルセイド8巻のあとがき。
当時のPSとかの家庭用ゲームソフトが8000円前後で、クロノクルセイドも大判で厚かったもんだから1冊1000円弱。全部新品で買ってると、完結まででちょうど家庭用ゲームソフトと同じ値段くらいになったのをうけて「ゲームと同じくらい楽しめてもらえたでしょうか?」という森山大輔さんの問いかけがあったわけです。
シャナはもうそれも飛び越えて1万円。
ぼくがラノベを読み始めたときにはもう5巻くらいまでは出てたと思うし、もう足掛け7〜8年くらいになるのかな。
現在の同価値のものっていうと思い浮かばないけど、積み重ねた歴史を感じるね。
そんな灼眼のシャナもいよいよクライマックス。


当初はこんな壮大な話になるとは思わなかったけど、決着のつかなかった闘争の歴史の繰り返しで、かつ裁きの神の契約者であるし、今回は敵が敵な以上は当然の帰結だったのかな。
最初の頃とはだいぶ読んでて楽しみ方が変わっちゃったけど、ここからどう創造神にまで至るのかは単純に興味があるね。
できればハッピーエンドがいいねぇ


ただひとつ残念なのは挿絵のクオリティがとんでもなく低いこと。
今どきエロゲの原画と掛け持ちなんて珍しくないし、仕事に対する意識低いだろといわざるを得ない。