インデックス投資ナイトに行ってきたよ


インデックス投資家によるインデックス投資家のこのイベントも今年で3回目。
わたしは昨年に続いて2回目の参加です。


細かい流れやどんな話があったのかは @msyk さんや @minsek さんのブログを参照するといいと思います。
わたしは自分の思ったことを書いておきます。


今回のテーマは「インデックス投資の始め方、続け方」と「やってはいけない危険な投資法」について。
今回は朝倉氏が加わったことで利害関係者が増えてだいぶオフレコじゃないとまずそうな話が大変面白かったですね。

インデックス投資アドバイザーとしてカンさんが最初に発言した「星空の星を全部買っちゃう理論」は斬新でした。見えるもの買えるものは全部買っちゃうっていう意味ではすごいわかりやすい。でもなんでそれがいいのか?という部分には触れずじまい。まぁみんな知ってるけどね。
インデックスとアクティブの話ではパネラーの立場の違いが見えて(・∀・)ニヤニヤ。そもそも株屋の人間がインデックスを語るのに無理があるんだよね。


投資の続け方は参考になる部分が多かった気がする。
・内藤氏・竹川氏「仲間を作ってみんなで話をしながら続ける」
・山崎氏「それが合理的な投資行動か説明させる」
・カン氏「カブドットコムは積み立てするとメールがくる」
この中だとカン氏のメール作戦を広めるのは非常にいいと思う。下落してて苦しいときでも、上昇して売ってしまいたいときでも「よくやった!この調子で積み続けていこう」というお褒めのメッセージが、たとえ機械的なものだったとしてももらえるのはすごく大きい。
松岡修造さんにお願いすると効果覿面かも。
ちなみに私としてはTwitterにも書いたけど「投資を好きになる」ことがいいと思ってる。
人によって違うのは当たり前だけど、やっぱり好きじゃないと付き合っていけないと思うよ。
好きだから研究するし、好きだからお金出すのも苦にならない。
「他の人が続けてるから」「お金儲けにはやらないといけないから」「やってるとほめられるから」
面倒がかからないとはいえ、ときどきお手入れしないといけないし、一生の資金計画の一部の割には動機が弱い気がするよね。


投資期間が長くなるとリスクはどうなるという部分について、個人的にはやっぱりリスクは取っていいと思う。
大きな下落がくるかもしれないし、大きな上昇がくるかもしれない。
それはわからないけど、キャッシュが入ってくるかどうかは別にしても、長い時間持っていられるというのは変化幅のいい部分を待てるということじゃないかと思う。
それなのにリスクを取らなかったら投資期間が長く取れるっていうメリットはなにもないじゃない。


朝倉氏の「上がったときのリスク」というのは今回一番深く考えさせられた。
全部同じ資産クラスにしてしまうということは100%ないと言い切れるけど、これからの上昇相場でも同じ投資行動が続けられるかは確かに自信がない。
投資始めてからというもの設定来安値とか上場来安値で買える機会ばかりだったがためにちょっとでも高いと割高だと思ってしまう。というか、それが今なんだけど。
基本弱腰というか、懐疑的になってしまってるから、それじゃ今後ダメなんだろうな。


質問コーナーでは国債を持つリスクについて。
自覚はなくても日本国民は預金や保険、年金を通じて間接的に、しかもコアマネーの部分で日本国債の影響下にある。
その辺のお金をしっかり対策してて、公的年金企業年金ももらえるなら日本国債はいらないとの話。
確かに。
リスク資産でのポートフォリオだけが自分の資産じゃないというは結構忘れがちだから、こういうところはしっかり意識しないと。
しかし、個人向け国債涙目でござるな。財務省ざまぁwwwwww



あとはブロガーが選ぶファンドオブザイヤー2010でした。
ぼくは投資してないですがインデックス投信の大御所のSTAMグローバル株式インデックスオープンが大賞でした。
昨年のインデックス投資ナイトでの発言どおりの信託報酬の引き下げが好評だったようです。
一昔前はこのファンドしかなかったからベテランインデックス投資家に人気なんだと思います。



今回豪華にも全参加者に配られたプレゼントの「ほったらかし投資術」は両著者のサイン入りでした。
山崎氏曰くふたりのサイン入りはあまり数がなかったらしいのでラッキー?


今回受けたイメージとしては山崎氏は合理的理論的実践的で、竹川氏は教科書的、内藤氏とカン氏は庶民的、みたいな。
朝倉社長はもうちょっとしゃべってほしかったです。


今回も勉強になりました。また来年も参加するよ!