カナクのキセキ(4)

前の巻までで物語の枠組みがはっきりしたのでそれを煮詰める段階っぽい。
4人パーティーもこなれてきてだいぶ微笑ましい感じになっているし、オリヴィアを中心に世界がどう動いてきているのかが明らかになって、それに黒夢側のカナクの視点も加わって、読者を置いてけぼりにしない安心設計で非常に読みやすかった。
関係も三者がもうこれでもかというくらい絡まってるのがはっきりしてこれちゃんと元通りに解けるんだろうかというところで珍しく次の展開が気になる引きでおしまい。
にわかにパンツ推しなのでパンツ好きにも勧められるシリーズになりそうである。